ナムアミダ
この道は どこで倒れても 倒れたところが目的地
今月のことばは、念仏詩人「竹部勝之進」(1905〜1985)のことば
一本道、一本道、
この一本道を見つけて
ゆきましょう
この一本道は
どこで倒れても
倒れたところが目的地
を掲示用に、少し変更しています。
私たちの人生でする仕事は、時と場合により、やり残すこともありますが、私が仏になるという点では、すべて仏様の方で仕上げられていますので、足りないものは何一つありません。竹部さんは、そのことを、南無阿弥陀仏の味わいとして「一本道」という詩にされました。
私たちは、どれほど胸の内のすべてをさらけ出して生活しているでしょうか。 誰にも知られようのない、悲しみや苦しみ、そして弱さをたくさん抱えて生きています。つまり、外からは見ることのできないものをたくさん抱えています。
阿弥陀さまは、そのような、外からは決して見ることのできない悲しみも苦しみも、すべて知っていてくださいます。すべて見抜いてくださったうえで、「あなたを必ずお浄土へ往(ゆ)き生(う)まれさせる」と、私のすべてをまる抱えしてくださっています。
阿弥陀さまの本願は、一人一人の「いのち」を、かけがえのない大切なものと認め、分けへだてなく、「あなたがどのような人生になろうとも、必ず浄土へ生まれさせる」と喚び続けてくださっています。いつでも、どこでも大悲の中、だから、どこで倒れても、倒れたところが目的地なのです。
(平成31年1月の掲示板)
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