
シワができ
耳遠くなり
視力は低下
順調に
歳を重ねて
敬老の日
お釈迦様は、「人生は苦である」
生・老・病・死の四苦を説かれました。
苦とは、思い通りにならないことです。
日常の老人の特徴、様子を詠んだ、
博多・聖福寺の禅僧の仙涯さん(1750~1837)の「老人六歌仙」に
 しわがよる 
 ほくろができる 腰まがる 頭ははげる 髭白くなる 
 手はふるう
 足はよろける 歯はぬける 耳は聞こえず
 目はうとくなる
 身にそうは
 頭巾襟巻 杖めがね
 タンポ温石 しびん孫の手 くどくなる
 気短になる 愚痴になる 
 でしやばりたがる
 世話やきたがる
どれも、うなずくことばかりです。
一方、「老酒、老中、老師」という言葉があるように、
年齢を重ねることによって醸し出される味わい、
智慧を認めています。
「敬老の日」老いを敬い、老いを受け止め、
いただいた「いのち」を阿弥陀様のお慈悲の中、
過ごしてまいりましょう。
 私に、ふりかかる苦が
 苦でありながら 
 光ながら



