浄土真宗本願寺派 小倉御坊 永照寺
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今月の法話

今月の法話:2014年2月

如月

適度な距離

禅に「一挨一拶(いちあいいっさつ)」という言葉がある。
師と修行者、あるいは修行者同士が出会ったとき、言葉や動作で互いに相手の悟りの深浅などをためすことを言う。「挨」は軽く押すこと「拶」は強く押すことで、合わせて押し合うさまを表している。一瞬の動作の中に、思想や品格や経験が集約されているということだろう。また、相手との距離感を考えさせられる言葉でもある。

先日うどん屋にて、1人の女性定員が注文をとりにきた。「何になさいますか」と言いながら、顔を近づけてきたのだが、その距離20センチ。思わず、のけぞってしまった。距離に対する感覚が違う。

人間という言葉は間と言う字が出てくるが、どの位の間なのかは出てこない。クマを作りながらメールを打ちあう高校生が沢山いると聞いた。メールにより距離を縮めようとするのだが、近すぎて角が刺さりあっている。他人の冷蔵庫を勝手に開ける主婦も多いらしい。相手の全ての情報を知っていないと納得できないカップル達。未知な部分も大切なのにね。たまに我に返り、適正距離を熟考しましょう。

『親切が過ぎると怨まれます。親し過ぎると疎まれます』
体操しても手がぶつからない位の適度な距離を保ちながら、お互いが各々輝けていければいいなと思う今日この頃である。

(平成26年2月の法話 担当:村上 慈顕)


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