
父母も
その父母も
わが身なり
われを愛せよ
われを敬せよ
8月は、広島原爆、長崎原爆、終戦記念日、盂蘭盆会と、
亡くなられた多くの「いのち」について思いをいたす月です。
作家の半藤一利さんは「八月は死者を想い起こす月である」と言われています。
今月のことばは、二宮尊徳(1787〜1856)さんです。
私の「いのち」は、父母を縁として誕生しました。
その父母にも両親がいます。
10代さかのぼると、2,046人のご先祖、
20代さかのぼると2,097,150人、
30代さかのぼると2,147,483,646人となります。
人生無常の理のなか、
このうちの一人でもいなかったら今の私は存在しないのです。
まさに有ること難い「いのち」です。
その「いのち」が、この私が、
摂めとって捨てることのない阿弥陀様のみ教えに遇うことができたのも
ご縁の深い、先に往かれた方々のお導きのお蔭です。
仏前に手を合わせ、
「ありがとう・おかげさま」のいのちを
味わっています。