浄土真宗本願寺派 小倉御坊 永照寺
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お寺の掲示板

お寺の掲示板:2025年11月

霜月


合掌する姿は
美しい

インドでは右手は清浄、左手は不浄とされています。
そこで右手は仏、左手は自分を表し、
右手と左手を合わせることで
仏と一体化する自分を表現するのだと言われています。

「ありがとう」「おかげさま」「いただきます」「ごちそうさま」と
手を合わす姿は美しいものです。
高田敏子さんの詩をご紹介します。

『浅草観音』
 高田敏子(1914~1989)  
 ~「月曜日の詩集」より~

 神さまや 仏さまが
 ほんとにいらっしゃるか
 どうかー  
 でもあの合掌したときの
 やすらぎは
 どこからくるのでしょう

 右の手の悲しみを
 左の手がささえ
 左の手の決意を
 右の手がうけとめる

 その上を流れる静かな時間
 こうした姿勢を
 教えてくださったのは
 どなたでしょう。

 ふりむくと
 青い目の外人さんも
 手を合わせて…
 小さな小さな観音様と
 なにをお話ししたことやら。


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