よそめにも尊かりけり
み仏のみ姿拝む人の姿は
お彼岸の9月…今月の言葉は、京都女子大学の前身「顕道女学院」の創始者「甲斐 和里子」さん(1868~1962)の詠まれたものです。
明治の初め、日本には仏教系の女学校はなく、女性の地位向上のためには仏教精神に基づく女子教育が大切であると、1899年に「顕道女学院」を創立しています。
8月のお盆、9月は彼岸と仏法にご縁の深い行事が続きます。多くの方が、お仏壇やお墓で手を合わせる機会が多くなります。「合掌」は、インドを起源とした礼拝の姿で、両手を胸または顔の前で合わせ、仏様や相手への深い帰依や尊敬の念を表しています。今でもインドでは「ナマステ」と合掌をして挨拶します。
インドの古い言葉で、
ナマス=敬う
テ=あなた
「ナマステ」=「あなたを敬います」です。
そんな合掌の起源を知らなくても、合掌の姿は、尊く美しいものです。特に、幼いこどもの合掌の姿は、ほほえましく、可愛さも倍増です。
高田敏子さん(1914~1989)の詩に
神さまや仏さまが
ほんとにいらっしゃるかどうか
でも、あの合掌したときの安らぎは
どこからくるのでしょう
右手の悲しみを
左手がささえ
左手の決意を
右手がうけとめる
彼岸にあたり、手を合わせ、亡き人から、生前いただいたご縁を大切にして、過ごしていきましょう。
(令和2年9月の掲示板)