風は見えない
だけど、木に吹けば
緑の風になる
6月のことばは、星野富弘(1946~ )さんです。
風は見えない
だけど 木に吹けば
緑の風になり
花に吹けば
花の風になる
今、私を過ぎていった風は
どんな風に
なったのだろう
また、金子みすず(1903~1930)さんの詩に
青いお空のそこ深く
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる
昼のお星はめにみえぬ
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ
見えない仏様の教えは、
「南無阿弥陀仏」の声の仏様となって
いつでも、どこでも、どんなときでも、
この私に届いています。
南無阿弥陀仏の教えに、包まれ、支えられながら、
いただいたいのちを力一杯生き抜いて、
いのち尽きたときには仏様として
迎えとられていく人生を恵まれています。