あなたの笑顔
それは道標
風に吹かれて
走っています
あなたがくれた
この生命の道を
10月のことばは、福山 雅治(1969~ )さんの歌「道標」からです。
福山さんの幼少期、裕福とはいえない家庭だったそうです。
働かない父親の代わりに、母親が苦労をして、
福山さんと福山さんの兄を育てたそうです。
福山さんの祖母も、女手一つで福山さんの母を育て、
死ぬまでミカン山や畑の仕事をやめなかったようです。
歌詞のなかに
雨にうたれても
土に触って
ひとつひとつ種をまく背中は
諦めた夢も
きっとあるでしょう
だけど わたしには笑顔で
とあります。
福山さんの祖母様(おばあさま)は、自分のことは後回しで、
娘や孫のことを案じ、見守っていたのでしょう。
そして、福山さんは、その笑顔に接して
くじけずに生きる力をいただいたのでしょう。
全てをうけとめ、我にまかせよと…
仏様の微笑んだお姿に接すると、安心いたします。
どんなに、つらくても、苦しくても生きる力を恵まれます。
1263年(弘長2年)、あなたの顔をみていると
こころの中の 波がしずまる
(相田みつを)