天地に
夜あり昼あり
うつそみの
人のこの世も
同じさだめか
2月7日は「如月忌」九條武子さんのご命日です。
今月のことばは、九條武子(1887~1928)さんです。
九條武子さんは、明治20年
本願寺第21世、大谷光尊(明如)ご門主様の次女として出生、
成人して九條家へ嫁がれました。
「柳原白蓮」、「江木欣々」とともに大正三美人と言われた方です。
兄は本願寺第22世、大谷光瑞(鏡如)ご門主様で、
兄嫁の籌子裏方様と一緒に全国の仏教婦人会の創設に力を注がれました。
永照寺にも何度か逗留されています。
大正9年5月には、武子様ご臨席のもと
永照寺仏教婦人会が設立されています。
永照寺滞在の記念に残された短歌を、
「如月忌」のご縁、今月のことばに使いました。
『お正信偈』に
「一切群生蒙光照」(いっさいぐんじょうむこうしょう)
生きとしいくる
ものすべて
このみひかりの
うちにあり
と説かれています。
また、『浄土和讃』にも「南無阿弥陀仏をとなふれば・・・・
よるひるつねにまもるなり」と説かれています。
出会い、別れ、喜んだり、悲しんだりの人生です。
そんな私を、絶えず、倦むことなく照らし、支えてくださるのが
「南無阿弥陀仏」のみ教えです。