「保険の掛け捨て」
なんか保険会社とのギャンブルのように思えて仕方ない。
「毎月3000円ベットして、もし病気になったら入院にかかる費用全額出してくれる」
ギャンブルと違う点は勝っても負けても良かったと思えるところ。
人間は「もしも」「万が一」「突然」「想定外」「まさか」に弱い。
なにがあるかわからない人生。残された人の為に生命保険をかける。残された家族の為というカッコイイことをいうのだがある坊さんがこんなやりとりをした。
門徒さん「御院家さん、うちの人は本当家族思いだったんです」
坊さん「ほお、それはなぜですか?」
門徒さん「だって、残された家族のことを考えてたくさんの保険金を残してくれたんです。そのおかげで生活に苦しまなくてすみそうなんです」
坊さん「ほお、それはいい話やね。しかし、それは残したんやなくて、持って行けんかっただけやないんかね」
門徒さん「それは…違います。残してくれたんです」
坊さん「持っていくという選択肢がないから置いて行くしかないんよ」
空気悪くなるだろうな。坊主の屁理屈に苛立ちを覚える門徒さん!
結局死ぬ時に持って行けるものなんてないんだよね。
裸で生まれて裸で死ぬ!
「タライから タライへうつる ちんぷんかんぷん」小林一茶
生まれたときタライ(産湯)につかり、死ぬ時は棺桶にはいる。スタートに戻ってる。
じゃあ、なんの為に生きているのか?
死んだら終わりというけれど、それで終われるほど人生甘くないかもよ。
何が待ち受けてるかわかりませんよ。「そんな馬鹿な」って言いますけど…
「もしも」「万が一」「突然」「想定外」「まさか」がありますからね。
どうです。ここはひとつ「死後保険」に入ってみませんか(笑) 【2008年6月の記事より】
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